襖枠を自分で交換することは可能?詳しい手順や初心者向けの代替案も紹介
※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。
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襖枠は、黒漆塗りや木目調など部屋の印象を決める大切なパーツですが、長年使っていると傷がついたり剥がれたり、日焼けで黒ずんだりして劣化が目立ってきます。
「襖枠の汚れや傷が気になるから、自分で枠だけ新品に交換したい」と考える方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、自分で襖枠を交換できるのかについて解説します。また、初心者に簡単なリメイクアイデアや本体ごと交換する方法もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
なお、当サイトでは、本襖や源氏襖などさまざまな襖を販売しています。ドアのお取り替えをご検討されている場合は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。
襖枠の交換を自分ですることは可能?
自分で襖枠だけを交換することは不可能ではありませんが、かなり難易度が高く、上級者向けの作業となります。
昔ながらの本格的な本襖であれば、木枠が組み立て式の構造になっているため、慎重に作業すれば枠を取り外すことが可能です。
しかし、ミリ単位での細かな寸法調整が必要なうえ、無理に強い力を加えると中の骨組みや枠自体が割れてしまうリスクがあります。
また、最近主流の量産型の襖(発泡スチロール襖や段ボール襖)は、枠と芯材が接着剤で強力に固定されているため、枠だけを綺麗に外して交換することはできないでしょう。
そのため、初心者の方は枠を交換するよりも、表面をアレンジするリメイクや本体ごとの交換を検討するのが最も確実な方法と言えます。
【上級者向け】襖枠を交換する手順

本襖などの枠が外せるタイプで、どうしても自分で新しい枠に付け替えたいという方のために、上級者向けの基本的な交換手順を解説します。
- 左右の縦枠を外す
- 上下の横枠を外す
- 反対の手順で上下左右の枠を取り付ける
- 角の合わせ目を固定・微調整する
作業の際は木材を傷めないよう慎重に進めていきましょう。
1. 左右の縦枠を外す
まずは、左右についている縦枠から取り外していきます。
縦枠は上下の枠に組み合わさっているか、側面や陰の部分から小さな折れ合い釘(隠し釘)で固定されていることが多いです。
木枠と襖本体のわずかな隙間に、当て木をした状態でマイナスドライバーや専用のバールを差し込み、てこの原理で少しずつ持ち上げるようにして浮かせてください。
一箇所だけを強く引っ張ると木が割れてしまうため、全体を均等に少しずつ浮かせ、釘ごと丁寧に抜き取るのがポイントです。
2. 上下の横枠を外す
左右の縦枠が無事に外れたら、次は上下の横枠を取り外します。
横枠は縦枠に押さえつけられる形で固定されているケースが多く、縦枠がなくなれば比較的スムーズに動かすことができます。
横枠も同様に、木材を傷つけないよう当て木を使いながら、金づちで上または下へ向けて軽くトントンと叩くように衝撃を与えてスライドさせてください。
長年の使用で固着している場合は、隙間にカッターを軽く入れて粘着物や古くなったのりを切り離してから叩くと外れやすくなります。
3. 反対の手順で上下左右の枠を取り付ける
古い枠が外れたら、新しい襖枠を解体時とは逆の手順で取り付けていきます。
まずは、上下の横枠を襖本体の上端・下端にしっかりとはめ込み、位置がズレていないか確認しましょう。
続いて、左右の縦枠を横枠の結合部に噛み合わせるように差し込みます。
枠を傷つけないように布を巻いたハンマーやゴムハンマーを使い、当て木の上からトントンと優しく叩き込んで、本体と隙間なくピッタリ密着するまで押し込んでください。
4. 角の合わせ目を固定・微調整する
すべての枠をはめ込んだら、四隅の角が綺麗な90度に合わさっているか確認しましょう。
隙間が空いていると見栄えが悪くなるだけでなく、開閉時に引っかかる原因になります。
角の合わせ目がぴったり揃ったら、枠の側面から襖用の釘を斜めに打ち込み、枠と本体をしっかりと固定します。
打ち込んだ釘の頭は、ポンチなどを使って枠の表面より少し奥へ沈め、同色の補修パテなどで目立たないように隠せば作業は完了です。
初心者は襖枠をリメイクするのがおすすめ

「枠の取り外しが難しそう」「失敗して本体を傷つけたくない」とお悩みの方には、枠をそのまま活かしておしゃれに仕上げるリメイクがぴったりです。
ここでは、3つのリメイクアイデアを紹介します。
- マスキングテープを貼る
- 枠用リメイクシートを貼る
- ペンキで塗装する
マスキングテープを貼る
最も手軽かつコストを抑えられるのが、インテリア用マスキングテープを枠の上から貼る方法です。
ホームセンターや100円ショップ、ネット通販などで、黒・白・グレージュ・木目調などおしゃれなカラーやデザインが豊富に販売されています。
枠の幅に合うテープを選び、気泡が入らないように貼っていくだけで、枠の見た目をガラッと変えられます。
また、途中で曲がっても簡単に剥がして貼り直すことができるため、初心者に特にぴったりな方法です。
枠用リメイクシートを貼る
マスキングテープよりも丈夫で本物のような質感にこだわりたい場合は、専用の襖枠用リメイクシートを貼る方法がおすすめです。
最近では、本物の木目のようなリアルな凹凸加工が施されたものや、上品なマットブラック、シックなリアルレザー風など、高級感のある素材が豊富に販売されています。
水拭きができる素材も多いため、日常のお手入れが格段に楽になるのも大きなメリットです。
ペンキで塗装する
和室の枠を自分好みのオリジナルカラーにしたいなら、水性ペンキを使った塗装がおすすめです。
白で塗装すれば明るい洋風になり、ネイビーやダークグレーで塗ればモダンで洗練された雰囲気に仕上がります。
作業手順としては、あらかじめ塗料を弾かないように枠の表面を軽いサンドペーパーで削ってざらつかせ、水性シーラー(下地材)を塗ってから好みのペンキを塗っていくだけです。
塗る前には、襖紙の部分に塗料がつかないように、周囲をマスキングテープで養生しておくのがポイントです。
襖枠がひどく傷んでいる場合は本体ごと交換しよう

「枠が削れて大きく欠けている」「開閉するたびに敷居に擦れて動かない」といった場合は、リメイクや枠だけの交換では根本的な解決になりません。
枠がそこまで傷んでいると、内部の骨組みや建具全体が歪んでいるケースがほとんどであるためです。
無理に枠だけを直そうとするよりも、襖本体を丸ごと新しいものへ交換するほうが、結果的に費用も手間も抑えられ、見た目も新品のように生まれ変わります。
【初心者向け】襖本体を交換する手順

「本体ごとの交換」と聞くと大がかりに思えるかもしれませんが、実は新しい襖をはめ込むだけなので、初心者でも簡単に交換できます。
以下より、具体的な4つの手順を紹介します。
- 古い襖本体を取り外す
- 鴨居・敷居を掃除する
- 新しい襖本体を取り付ける
- 建て付けを調整する
1. 古い襖本体を取り外す
まずは、長年使ってきた古い襖本体を敷居・鴨居から取り外します。
両手で襖の左右をしっかり持ち、上部の鴨居の溝に向けて襖をグッと上に持ち上げてください。
上部に持ち上げた状態で、手前に引き寄せるようにして下部の敷居の溝から外し、そのままゆっくり全体を降ろして取り外します。
もし建物が歪んでいて持ち上がりにくい場合は、下に薄い板を差し込んでてこの原理で持ち上げるか、鴨居を少し押し上げながら外すとスムーズです。
2. 鴨居・敷居を掃除する
新しい襖をはめ込む前に、敷居や鴨居の溝に溜まったホコリやゴミを綺麗に掃除しておきましょう。
溝にゴミが溜まったままだと、新しい襖に交換しても滑りが悪くなったり、下部が擦れて傷の原因になったりしてしまいます。
掃除機でホコリを吸い取った後、固く絞った雑巾で溝を綺麗に水拭きし、しっかり乾かしてください。
仕上げに敷居滑りテープを貼ったり、市販のシリコンスプレーや固形石鹸を敷居の溝に軽く塗ったりしておくと、軽い力で簡単に開閉できるようになります。
3. 新しい襖本体を取り付ける
溝が綺麗になったら、用意した新しい襖本体を取り付けます。
外す時とは逆の手順で、まずは新しい襖の上部を鴨居の深い溝へ奥まで差し込みます。
しっかりと上に押し当てた状態をキープしながら、ゆっくりと下部を敷居の溝の位置に合わせて落とし込んでください。
力を入れすぎず、カチッと溝にはまったら完了です。左右にスライドさせてみて、スムーズに動くかどうかをチェックしましょう。
4. 建て付けを調整する
最後に、隙間なくピッタリ閉まるように建て付けの調整を行います。
家自体の傾きや経年変化によって、新しい襖をはめ込んだ際に上下のどちらかにほんの少し隙間ができることがあります。
しかし、最新のオーダーメイド襖には、高さを微調整できる調整スベリや調整戸車が備わっていることが多く、ドライバー1本で簡単に左右の傾きを直すことが可能です。
隙間がなくなるよう高さを調整し、綺麗に閉まるのを確認できたら、本体の交換作業は完了です。
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ここでは、おすすめの襖シリーズを3つ紹介します。
- 本襖 入り口用 凛・しんせんシリーズ
- 本襖 入り口用 景勝シリーズ
- 源氏襖 凛・しんせんシリーズ
本襖 入り口用 凛・しんせんシリーズ
「本襖 入り口用 凛・しんせんシリーズ」は、伝統的な雰囲気とおしゃれなデザイン性を兼ね備えた人気の本襖です。
価格は1枚15,950円(税込)からとなっており、本格的なオーダー品をお手頃に購入できます。
多彩な柄が揃う「凛・しんせん」の襖紙に加え、枠の色柄や引手デザインまでお好みに合わせて細かくカスタムできるのも魅力です。
底面には傾きを整えて滑りを良くする調整スベリが付いているため、設置後の微調整も簡単に行えます。
本襖 入り口用 景勝シリーズ
「本襖 入り口用 景勝シリーズ」は、繊細な和柄と落ち着いた風合いで和室空間を美しく引き立ててくれる本格本襖です。
1枚14,520円(税込)からとお求めやすい価格帯となっており、費用を抑えながらも和室の雰囲気を一新できます。
伝統的な景勝柄の襖紙をはじめ、枠の色や引手パーツをお好みで組み合わせることで、和室にぴったりの一枚をオーダすることが可能です。
また、こちらの襖にも滑りを良くする調整スベリが備わっているため、交換後はスムーズに開閉できるようになるでしょう。
源氏襖 凛・しんせんシリーズ
「源氏襖 凛・しんせんシリーズ」は、上部に格子窓が組み込まれた、デザイン性に優れる源氏襖です。
価格は1枚55,000円(税込)となっており、オーダー品ながら手頃な価格でこだわりを詰め込んだ上質な空間を演出できます。
また、豊富な柄の襖紙に加えて、枠の色や引手までお好みで組み合わせられるため、和室にはもちろんモダンな空間にも合う1枚に仕上げることが可能です。
襖を閉め切っていても隣の部屋まで光が届くので、日当たりが気になる和室の仕切り戸として重宝するでしょう。
襖枠の交換に関するよくある質問
最後に、襖枠の交換に関するよくある質問をいくつか紹介します。
洋風の部屋に合わせたい場合、どのような色やデザインがおすすめ?
和室を洋風テイストやジャパンディ風に仕上げたい場合は、枠の色をホワイトや淡いナチュラル木目、マットブラックにすると良いでしょう。
枠をホワイトや明るい木目調にすると、壁紙と馴染んで部屋全体が明るく広く感じられるようになります。
逆に、マットブラックやダークブラウンを選ぶと、空間全体が引き締まってホテルライクな雰囲気になります。
枠の色合いに合わせて、引手を真鍮やブラックアイアン調のパーツに変えることで、洋室にも馴染むモダンな仕上がりになるためおすすめです。
襖枠はどこで買える?
襖枠の単体は、大きめのホームセンターや建築資材・建具パーツを扱う専門のネット通販ショップで購入できます。
ただし、襖枠はメーカーや構造によって溝の深さや形状が全く異なるため、注意してください。
今の襖本体と合わない枠を買ってしまうと取り付けができないため、現在使っている襖枠の幅・厚み・構造を正確に採寸し、適合するかどうか事前にしっかり確認する必要があります。
アルミ製やプラスチック製の枠に交換することはできる?
木製の襖から、アルミ製やプラスチック製の枠へ交換すること自体は可能ですが、基本的には枠だけを変えるのではなく、枠と芯材がセットになった商品へ丸ごと交換する形になります。
アルミ製やプラスチック製の枠は、従来の木製襖の骨組みとは構造が異なり、枠だけを交換するのが難しいためです。
モダンで耐久性の高い和室に仕上げたい場合は、最初からアルミ枠や樹脂枠が採用されている特注建具やオーダー襖を丸ごと購入するのがおすすめです。
まとめ|襖枠を交換して新品同様に生まれ変わらせよう
この記事では、襖枠の交換方法や初心者向けの代替案を紹介しました。
襖枠は、お部屋の全体の印象をガラリと変えてくれる非常に重要なパーツです。
木枠だけの交換はDIYとしては少し難易度が高いですが、マスキングテープやリメイクシート、ペンキ塗装を使った手軽な枠リメイクなら初心者でも失敗なく楽しむことができます。
また、枠や本体の傷みが激しい場合は無理に修理をせず、全体を新品へ交換するのがもっとも確実で綺麗な仕上がりになります。
なお、当サイトでは、本襖や源氏襖などさまざまな襖を販売しています。ドアのお取り替えをご検討されている場合は、ぜひDIYドア通販本店にお問い合わせください。
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