【事例あり】和モダンな和室を作るための7つのポイントとありがちな失敗例を紹介
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日本の伝統的な和室は、落ち着きと安らぎを与えてくれる特別な空間です。
しかし、「古臭く感じる」「現代のライフスタイルに合わない」などと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが、和の趣と現代的なデザインを融合させた和モダンな和室づくりです。
本記事では、そんな和モダン空間を作るための具体的な7つのポイントを紹介します。また、和室づくりでありがちな失敗例も解説するので、ぜひ参考にしてください。
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おしゃれな和モダン和室の共通点
まずは、おしゃれな和モダン和室に共通しているポイントを紹介します。
- 直線的なデザインでシャープさを演出している
- 空間にたっぷりの余白を持たせている
- 上手く異素材を組み合わせている
直線的なデザインでシャープさを演出している
日本の伝統建築は、柱や障子の格子など直線的な要素で構成されています。この直線美をさらに強調することにより、シャープでモダンな雰囲気を演出することが可能です。
たとえば、照明には丸みを帯びたものではなく角のあるスクエアなデザインを選んだり、家具も曲線的なものよりはエッジの効いたフォルムのものを選んだりすると、空間全体が引き締まります。
伝統的な和室が持つ水平・垂直のラインを活かしつつ現代的な直線のアイテムを加えることで、より洗練されたシャープな空間が生まれるのです。
空間にたっぷりの余白を持たせている
おしゃれな和モダン和室の共通点として、たっぷりの余白があることも挙げられます。
たとえば、壁一面にアートを飾るのではなく一つだけ印象的な絵を掛けたり、床の間にたくさんの小物を置くのではなく季節の花を一輪だけ生けたりなどです。
このように、あえて物を置かないスペースを作ることで視線が抜けるため、空間を広く見せることも可能です。また物を少なくすれば、家具や畳といった一つひとつの素材の良さも際立たせることができます。
上手く異素材を組み合わせている
かっこいい和モダンな和室は、異素材が上手く組み合わされていることが多いです。
一般的に和室は、畳(い草)、障子(和紙)、木材といった自然素材で構成されています。ここにあえてガラス、アイアン(金属)、コンクリートなど少し硬質な素材を組み合わせるのです。
自然素材を多用すると温かみのある空間に仕上がりますが、硬質で無機質な素材を取り入れることでスタイリッシュな雰囲気が加わります。
このように質感の異なる素材を上手くミックスさせることで、ありきたりな和室から個性的な和モダン空間へアップデートさせることができます。
【事例写真あり】和モダンな和室を作るための7つのポイント
ここからは、和モダンな和室を作るためのポイントを7つ紹介します。
- 畳を琉球畳や縁無し畳に張り替える
- シーリングライトを吊り下げ照明やペンダントライトに変更する
- アクセントクロスで空間を引き締める
- 障子の代わりにプリーツスクリーンや木製ブラインドを取り付ける
- 余白を意識して家具を配置する
- ふすまや障子を張り替える
- 押入れを吊り押入れにする
1.畳を琉球畳や縁無し畳に張り替える

伝統的な緑色の縁(へり)がある畳は、どうしても昔ながらの和室というイメージが強くなります。和モダンな空間を目指すなら、まずこの畳を琉球畳や縁無し畳に張り替えると良いでしょう。
琉球畳とは縁がない正方形の畳のことで、すっきりとしたモダンな印象を与えてくれます。カラーバリエーションも豊富で、灰色、墨色、藍色、茶色などがあるため、インテリアに合わせて選ぶことが可能です。
畳は室内で最も大きな面積を占める要素の一つであるため、畳を張り替えるだけで印象が劇的に変わります。和モダンな和室を作るなら、畳を琉球畳や縁無し畳にするのが手っ取り早いでしょう。
2.シーリングライトを吊り下げ照明やペンダントライトに変更する

天井に一つだけ、円盤型のシーリングライトが設置されている和室は少なくありません。しかし、この単調な照明は空間の雰囲気を平面的で味気ないものにしてしまいます。
そこで、既存のシーリングライトをデザイン性の高い吊り下げ照明やペンダントライトに変更してみましょう。和紙を使ったモダンなシェードライト、竹や木など自然素材を活かした照明などは、和室との相性も抜群です。
さらに、天井の照明を変えるだけでなく間接照明も取り入れてみましょう。たとえば、部屋の隅に行灯風のフロアライトを置いたり床の間の壁をスポットライトで照らしたりなどです。
こうすることで和室に陰影が生まれ、奥行きと温かみのある空間を演出できます。
3.アクセントクロスで空間を引き締める

壁の一面だけ色や柄を変えるアクセントクロスもおすすめです。和室の場合は、部屋に入って最初に目に入る壁をアクセントウォールにするのが効果的です。
壁紙の色としては、紺色、深緑、墨色、茶色といった少し暗めのトーンが良いでしょう。これらの落ち着いた色が空間をぐっと引き締め、落ち着きや高級感を演出してくれます。
もしくは柄物を取り入れるという方法もあります。繊細な和柄や幾何学模様、あるいは和紙や織物のような素材感の壁紙などが和室に合わせやすいです。
また、部屋全体の壁紙を張り替えるのは大掛かりな工事になりますが、アクセントウォールであれば比較的低コストで空間の印象を大きく変えることができるのも嬉しいポイントです。
4.障子の代わりにプリーツスクリーンや木製ブラインドを取り付ける

障子の代わりにプリーツスクリーンや木製ブラインドを取り入れることでも、和モダンな雰囲気を高められます。
プリーツスクリーンは和紙のような風合いを持つものが多いため、柔らかな光を取り込めるという障子の良さを活かしつつモダンな印象を空間に与えることが可能です。
上下に開閉できるタイプを選べば、外からの視線を遮りながら光や風を取り入れるといった細かい調整もできます。
そして木製ブラインドとは、羽(スラット)が木でできたブラインドです。自然素材の温かみと直線的なデザインが和モダンな空間に非常にマッチします。羽の角度を調整することで、光の入り方を細かくコントロールできるのも魅力です。
障子をこれらの建具に変えるだけで窓辺の印象が一新され、部屋全体がより洗練された空間になります。
5.余白を意識して家具を配置する

前述の通り、洗練された和モダンな和室には、余白がたっぷりとあることが多いです。そのため、余白を持たせられるように、家具の配置を工夫しましょう。
たとえば、部屋に置く家具は本当に必要なものだけに厳選するのがおすすめです。大きな収納棚やテレビボードなどを置くと、一気に圧迫感が出てしまいます。
また、和室に置く家具を買い直すときは、背の低いロータイプのものを選ぶと良いでしょう。
座卓やローベッドなどを選択することで、空間の上部の余白が目立って部屋全体が広々と見えるようになります。
6.ふすまや障子を張り替える

もし、障子やふすまといった伝統的な建具を活かしたいのであれば、新しいものに張り替えてみましょう。
長年使っているふすまや障子は、気づかないうちに黄ばんでいたりシミがついていたりするものです。これを新しいものに張り替えるだけでも、部屋全体の清潔感がアップします。
伝統的な白い和紙も良いですが、デザイン性のある素材もおすすめです。具体的には、無地のグレーやネイビーなど落ち着いた色味を選ぶと、高級感がプラスされます。
また、張り替えであれば建具自体を交換するよりも比較的コストを抑えられます。
7.押入れを吊り押入れにする

伝統的な押入れは床から天井まで壁一面を占めているのが一般的ですが、このような押入れは時に圧迫感を与えてしまいます。
この従来の押入れをリフォームして吊り押入れに変更することで、床との間に余白が生まれるため圧迫感を減らすことが可能です。さらに、この余白があることで視線が奥へと抜けるので、部屋に広がりと奥行きも生まれます。
吊り押入れの下に、玉砂利を敷き詰めたり間接照明を仕込んだりすれば、まるで高級旅館のような上質な空間を演出することもできます。
既存の押入れを解体して作り直す必要があるため少しコストはかかりますが、和室全体の印象を根本から変えたいと考えている場合には非常に効果的です。
和モダンな和室を作るときにありがちな失敗例
最後に、和モダンな和室を作るときにありがちな失敗例を紹介します。
- 何色も色を使いすぎて雑多な印象になる
- 家具や小物を置きすぎて窮屈になる
- 和と洋のテイストが喧嘩をしてまとまりのない空間になる
似たような失敗をしないためにも、一つずつしっかり確認していきましょう。
何色も色を使いすぎて雑多な印象になる
和モダンな空間の基本は、落ち着いたカラートーンでまとめることです。
しかし、おしゃれを意識するあまり何色も取り入れすぎると、ごちゃごちゃとした雑多な印象になってしまいます。特に、赤や黄色といった彩度の高い色を多用すると、和室特有の静かで落ち着いた雰囲気が損なわれる可能性もあります。
対策として、使用する色はベースカラー(壁・天井)、アソートカラー(畳・建具・家具)、アクセントカラー(小物・クッション)の3色以内に絞りましょう。
ベースカラーは白や生成り、アソートカラーは木の色や畳の色、アクセントカラーは紺や深緑など、日本の伝統色から選ぶのがおすすめです。色数を抑えることで、洗練された統一感のある空間になります。
家具や小物を置きすぎて窮屈になる
お気に入りの家具や小物を詰め込みすぎてしまうのも、よくある失敗の一つです。特に、畳の空間に洋室と同じ感覚で家具を配置すると、一気に窮屈になってしまいます。
そのため、和室をコーディネートするときは、引き算を常に意識してください。
部屋に置く家具は本当にそこで必要なのかを確認し、最低限のものだけに厳選しましょう。
収納として押入れを活用し、表に出すものも極力減らします。小物を飾る場合も厳選して、余白をたっぷりとって配置することで一つひとつのアイテムがより魅力的に見えます。
和と洋のテイストが喧嘩をしてまとまりのない空間になる
和モダンは「和」と「洋」の融合ですが、このバランスが非常に重要です。
たとえば、きらびやかなシャンデリアやカラフルなアートなど、それぞれのアイテムはおしゃれでも和室の雰囲気とは相容れず、お互いの良さを打ち消し合ってしまうでしょう。
このように「和」と「洋」の要素を闇雲にミックスするだけでは、ちぐはぐで落ち着きのない空間になってしまいます。
よって、和室をコーディネートするときは、「和7:洋3」くらいから始めるのがおすすめです。和室の畳・柱・壁といったベースは活かしつつ、照明やファブリックなど一部の要素にモダンなデザインを取り入れると失敗が少なくなります。
まとめ|まずは照明やふすまから!和モダンな和室づくりに挑戦しよう
この記事では、おしゃれな和モダン和室を作るときの具体的な7つのポイント、そして避けるべき失敗例などを詳しく解説しました。
和モダンな和室づくりは、決して難しいものではありません。大切なのは、「直線」「余白」「異素材」を念頭に置きつつ、和と洋のバランスを意識することです。
また、和室の全てを一度に変える必要はありません。まずは、照明を一つ変えてみる、ふすまを張り替えてみるといった、比較的手軽に始められる箇所から挑戦してみてはいかがでしょうか。小さな変化でも、和室の印象は驚くほど変わるはずです。
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※当社は、建具の販売メーカーです。修理や修繕等は行なっておりませんので予めご了承ください。


