【初心者向け】建具交換する際のポイントとは?交換方法や交換費用についても徹底解説します!

【初心者向け】建具交換する際のポイントとは?交換方法や交換費用についても徹底解説します!

建具の開け閉めの際に音が鳴りだしたり、扉の動きが鈍くなったりしたら建具の交換時期です。また、建具に不具合がなくても、室内の雰囲気を変えるためにリフォームする場合もあります。

当記事では、建具の交換・リフォーム方法や建具交換費用の相場、建具を交換する際のポイントについて解説しています。

建具の交換・リフォーム方法

建具の交換・リフォーム方法

建具の交換・リフォーム方法を下記の4つに分けて解説します。

  • 建具のみ交換
  • 建具の枠ごと交換
  • 建具の面材・シートのみ交換
  • 建具に穴が開いた際の対応

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.建具のみ交換

コストを抑えたい場合は、建具のみ交換するのがおすすめです。建具の枠は外さずにそのまま使う為、その分コストがかかりません。

ただし、建具のみ新しくすると、古いままの枠と建具の色が合わない可能性があります。また、新しい建具とのサイズが枠と違うと設置できないリスクもあるため、必ず事前にサイズを測っておきましょう。

ただし、古い枠に合うサイズの建具がない場合は、特注で注文することになり、高コストになるため、注意が必要です。

2.建具の枠ごと交換

建具の枠ごと交換する場合は、建具のみ交換するよりもコストがかかります。建具の枠を交換する場合、建具周辺の壁も工事しなげればないからです。

そのため、建具のみ交換するよりも、工事の期間が長いうえにその分金額も高くなります。家を全体的に変えたい方や、建具と枠の両方が劣化している方は、建具の枠ごと交換するのがおすすめです。

3.建具の面材・シートのみ交換

建具の見栄えだけを変えたい場合は、建具の面材・シートのみ交換するのが良いでしょう。建具や枠の劣化はなくても、今の雰囲気を変えたい方におすすめです。

交換する部分は面材・シートのみのため、低コストで実現できます。しかし、建具に劣化がある場合は面材・シートのみ交換しても、見た目以外症状は変わらないため、注意が必要です。

4.建具に穴が開いた際の対応

建具に穴が開いた際は、建具の修復のみで解決する場合があります。修復方法は下記の2つです。

  • 木目描き入れ方式
  • ダイノックシート方式

木目描き入れ方式とは、空いた穴にパテを入れた後に、その上から木目を描くことです。この方法は、空いた穴が大きい場合は、不自然な見栄えになってしまいます。

ダイノックシート方式とは、空いた穴にパテを入れた後に、上からシートを貼り付けることですが、建具と同じ色や柄のシートがない可能性もあります。建具の柄と合わない場合、建具の色や柄が異なってしまうため、注意しましょう。

建具交換費用の相場

建具交換費用の相場

建具交換費用の相場は、建具の交換内容によって異なります。建具交換費用の相場は以下のとおりです。

  • 建具交換のみ:6万7,000円~22万円程度
  • 建具と枠の交換:10万1,000円~26万5,000円程度
  • 開閉方法が違う建具への交換:20万5,000円~35万8,000円程度

建具交換でもっとも費用がかかるのは、「開閉方法が違う建具へ交換」する場合です。別の開閉方法の建具に交換する場合、建具交換だけでなく、建具周辺の壁や床の工事も必要となるため、費用がかさみます。

また、導入する建具の材質やグレードによって、同じ交換方法でも費用は大きく異なるため、どれくらいの費用となるかしっかりと見積もりを取ることが大切です。

建具の種類と使用に適した部屋

建具の種類と使用に適した部屋

建具の種類と使用に適した部屋を下記の3つから解説します。

  • 引き戸
  • 開き戸
  • 折り戸

それぞれ詳しくみてみましょう。

1.引き戸

引き戸とは、床にある溝に扉をはめて左右に動かして開け閉めできる戸のことをいいます。扉を左右に動かすために、扉の下のあたりに車輪がついているのが特徴です。

引き戸に適している部屋は、リビングや洗面台です。また、引き戸は片手で簡単に開けられるため、バリアフリーに向いています。

2.開き戸

開き戸とは、扉を前後に動かしながら開け閉めする戸のことです。一般的な家庭の家でよく使われている扉です。

開き戸は、扉を開け閉めするためのスペースが必要になります。そのため、広いスペースがある部屋に適しています。また、機密性に優れ、開閉時の音が出にくいため、寝室にも最適です。

3.折り戸

折り戸とは、開ける際に2つの戸が折れ曲がって開くタイプの扉です。折れ曲がって戸が開くため、子どもが開ける際に、隙間に指などを挟みやすいので注意しましょう。折り戸に適している部屋は、クローゼットやトイレなどの狭い所に向いています。

建具を交換する際の3つのポイント

建具を交換する際の3つのポイント

建具を交換するポイントは下記の3つです。

  • 用途・目的に合ったものを選ぶ
  • 他の建具とのバランスを考慮する
  • 内装とのバランスも考える

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.用途・目的に合ったものを選ぶ

建具を交換する際は、用途・目的に合ったものを選びましょう。

修理したい箇所を修復するのはもちろんですが、今後の生活に合わせて室内の雰囲気を変えることがおすすめです。また、車いすを必要とする方がいる場合は、バリアフリーに適した室内にすることも可能です。

2.他の建具とのバランスを考慮する

他の建具とのバランスを考慮しましょう。例えば開き戸が近くにある場合は、もう一つの扉は引き戸にすると、扉同士がぶつかるのを防げます。

建具によって、扉を開ける際に必要なスペースの範囲は異なるため、近くのドアをどの種類の建具にするのかも考慮しながら導入しなければなりません。

3.内装とのバランスも考える

建具は、部屋の雰囲気を大きく変える存在です。例えば、和テイストで仕上げられた内装に、和テイストの引き戸を導入すれば内装と調和させられますが、北欧デザインの開き戸を導入してしまうと、内装のバランスを大きく崩してしまいます。

内装とのミスマッチを防ぐためには、内装とのバランスを考えながら、建具や建具のデザインを選ぶ必要があります。

建具交換のよくある質問

建具交換のよくある質問

建具交換のよくある質問は下記の3つです。

  • 建具の交換時期とは?
  • リフォーム時に建具のみの交換って可能?
  • 建具オプションについて知りたい

それぞれ詳しくみてみましょう。

1.建具の交換時期とは?

建具の交換時期は、建具扉を開け閉めする際に音が聞こえたり、開け閉めの際に扉の動きが鈍くなっていたりした時です。

また、長く建具を使用すると、日焼けなどによって建具が変色してきます。多少の変色であれば問題ありませんが、室内の雰囲気を乱すほど変色しているのならば、建具の交換時期といえるでしょう。

2.リフォーム時に建具のみの交換って可能?

結論からいうと、リフォーム時に建具のみを交換するのは難しいです。住宅の経年劣化によって、建具の枠に多少の変形や歪みが生まれてしまいます。

古い枠のままだと建具をぴったりと設置できません。したがって、リフォーム時は、建具と枠を一緒に交換することをおすすめします。

3.建具オプションについて知りたい

建具オプションは下記の3つをご紹介します。

  • ペットドア:扉の下部に、小さなくぐり扉を取り付けてペットが自由に出入りできるようにするドア
  • ルーバー開き戸:扉にルーバーを取り付けて、回転することによって扉を締め切った状態で換気が可能
  • チャイルドロック:扉の上の方にロックをかけて、子どもが勝手に扉を開けないように防止できる

引き戸のリフォームをするならDIYがおすすめ!

引き戸のリフォームをするならDIYがおすすめ!

建具を交換する際は、建具のみ交換するのか、枠ごと交換するのかで費用は異なります。「建具のみ交換」や「建具の面材・シートのみ交換」であれば低コストで実現可能です。

室内の建具交換費用の相場は交換内容や導入する建具のグレード・材質によってピンキリです。したがって、しっかりと見積もりをとって予算の範囲内で建具交換が可能か見極めなければなりません。

建具には3つの種類があるため、それぞれの特徴やメリットを活かして部屋に合う建具を選びましょう。

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【2023年】おすすめの建具メーカー10選|メーカーを選ぶ際のポイントについても徹底解説!

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